原因不明の足の痛み

原因不明の足の痛み 9歳少女

ふくらはぎの痛みから、一時インフルエンザの薬の副作用の影響かも知れないとふくらはぎの痛みも治療の方法も無いようで安静にすることを指示され、湿布と安静で改善されてゆくのを期待していた。

しかし次第に痛みの出るところが変化して来た。


痛みの出る箇所(写真の赤で囲まれている付近)

1.アキレス腱周辺の痛み
2.足の小趾につながる骨(第五中足骨)の周辺
3.つま先周辺の足の甲辺り

病院でいろいろ検査を受けたが結局、原因不明という結論に達した。しかし、暫くすると善くなって行くでしょう,インフルエンザの薬の副作用で炎症を起こすこともあるので、暫く経過を見てみましょうと言われて、足の痛みに耐えられない状態ので車いすでの生活をすることになった。

一歩一歩ゆっくり歩くことは可能だが、階段などの昇降が出来ず足元が不安定で歩行時も手すりが欲しい。

しかし、この状態で2ヶ月経過したが一向によくなる兆しがみれなくて、相談に来られた。

ご両親の心配は、
2ヶ月間原因不明で善くなることを期待して待っているが、このままだと筋力も落ち歩けなくなって一生車いすで生活をしなければならなくなるのではないかと思うと、せめて立って歩けるようにして上げたい。

インフルエンザの副作用でふくらはぎの炎症が出ることがあるかも知れないと言われたが、足の甲が痛いのは解らない。
バランスよく立てると何かが変わるかも知れないと思った。

こんなお気持ちで来店されたお子様の足の状態は

左右共に踵が内側に倒れやすく体重が乗ると足首の関節全体が捻れて沈む動きをする。
この沈む動きが、つま先の親指側を深く沈むように押さえるために小指側の足の甲周辺が微妙な捻れる力で押し上げられるように動くために周辺の筋肉に痛みを生み出すようであった。

また、踵が捻れて倒れ込むためにアキレス腱の滑りを善くする滑液の包み周辺とアキレス腱に痛みが生じるようであった。

この足の動きや体重の乗っかるバランスを改善することで足の筋肉やアキレス腱に掛かる過負荷が無くなりスムーズに足が運べるようになった。

また、階段の昇降が困難だった事に関しては、足元の安定性が高まることで片足で短時間でも安定して立てるようになったので、階段を上るときの足が出しやすくなり来店して実質15分足らずで階段を踏み上がってゆく事が出来る様になった。

これで、2ヶ月使った車いすからお別れすることが出来る様になった。

現在は、車いすを使わないで自立歩行が実現して笑顔で立ち話、歩行が出来る様になっています。
もう少しするとお友達と一緒にかけっこなどをしながら遊べるようになると思います。

重要な事
お子様の「ここが痛い!」はその本当の状態が解りにくい。
まだまだ痛みを伝える表現力がなく痛みの出る状況や痛みの出る場所などを細かくゆっくり聞き出してやることが足の痛みを改善する最短距離を得ることが出来る唯一の方法です。

まずは、どのような動きをしたときにどこが痛いかを良く聞きその動きを想像することで負荷と発症の状況がより明確に把握できます。

殆どの場合、足元がぐらつくことから生まれる足の機能バランスの崩れのようです。
階段が上がれない子供の多くは、片足に体重を乗せると足元が不安定にぐらつくことから反対の脚をを床から離すのが怖く足が上がってこない状態になるようで、足元に正しく体重が乗るバランスにすると、自然に足が上がってきます。

この動きは筋力の強化だけでは実現しません。
良くあるリハビリの誤解は、筋力をつければ階段が上れる、歩き易くなると信じられているようですが、片足にバランス良く体重が乗らないと体がふらつくために反対の足が床から上がってきません。

すり足歩行もこれと同じ状態で、筋力のトレーニングではすり足歩行は変わりません。

片足立ち、する足改善、階段の昇降は筋力アップやトレーニングだけでは良くなりません