O脚改善方法の誤解 

O脚改善方法の誤解 (踵の外側を持ち上げるのは新たなトラブルを生みます)


O脚の改善・矯正には踵の外側を高くすると膝が内側に入りO脚が治るという都市伝説のような話がある様だ。
もしかするとそれは正しいことなのかも知れませんが、多くのO脚で悩まれている方の足の動きを診ると決して改善されていないようで、しかも歩く姿勢が汚く不格好になっているように思える。
足には33個の関節がありそれをつなぐ骨が26個あり100を超える靱帯、筋肉によって足の動きが出来上がっている。この足の踵の外側だけを高くすればO脚が治ると考えるにはかなり無理があるように思う。
cimg33111左の写真の様に右の足の踵の部分が高くなっているインソールをO脚改善用のインソールとして使っている方が多い様だが、このタイプのインソールが合う人は少ないように思える。踵が外に向いて倒れる人には適しているかも知れないが多くの方はこのタイプを使うと次第に膝関節周辺に違和感を感じ始め膝痛に変わってきているようだ。膝の悩みで来店される方の多くには、O脚改善を試みにこのタイプのインソール使っていると持ち込まれ、使うと痛いので置いて帰りますといってこのタイプのインソールを置いて帰る方がいる。実際にこの悩みで来店された方に協力を頂き足の動きをビデオ撮りし一緒に足の動きと膝、足首周辺の負荷を比べてもらった。足の状態によってはこのタイプでも効果があるかも知れないが、実際に足の動きを理解した上で最適なインソールを選ばれることをお薦めしたい。

足の動き分析ビデオ O脚改善ソール編