「足の型を採って作ってもらったインソールなのに足が痛いので製作者に相談すると貴方の足の型を採って作っているのですから痛いのはおかしい、次第に慣れてきますと言われるだけで改善されないが、インソールの調整をしてくれませんか?」という相談が増えてきている。

最近次第にインソールが注目されてきているように思われるが、インソールの正しい知識を利用者も持つ必要があると思うのである。

盲点は、「足の型を採って作る」という表現で、他には「貴方の足に合わせたインソールを作成します」というのがあるようだ。

コンピューターで測定して貴方の足に合ったインソールをお作りしますと言われるとなんだか効果がありそうな気がしてしまう。
ところが、バランスの崩れた今の足の型を採って作ると、バランスの崩れた状態を維持する物が出来てしまうと思うのだが、多くの人はそこに気が付かない。
足の状態で体重が掛かったときに足の動きが異なる。
その例として写真を紹介する。

この写真は左から、回外、正常、回内のタイプの足の状態である。

これは、自宅で低反発マットなどの上に載り足首を内側、外側と捻りながら体重を掛けて見るとマットの沈み具合で体験できる物である。

過回内の人が自然に立っても体重は内側に掛かりやすく足の型は回内し易い形になってしまう(写真 Hyper Pronation Style 参照)。

足の機能改善を可能にするインソールの作成には足のコンディションを整えた後に正しく体重が足に載るような状態を作り足の型を採ることである。

写真の Before は、足のコンディションを整えるまえで、 After は調整後の状態である。これは短時間で実現可能だが、長時間その状態を維持する事が困難なためコンディションを整えて個人差はあるが10分以内に足の型取りをすることが望ましい。

この様にして改善されたコンディションで足の型を採ると、上記掲載の写真の真ん中の Neutral Style のような状態になり、安定感の高い足元が実現する。