人工股関節置換術の失敗は手術ミスのケースが多いと、2009年1月2日の経ヘルスデイニュースで報じられた。
人工股関節置換術は、安全で長期的に股関節に関連する痛みを軽減する方法と考えられているが、絶対に失敗がないわけではない。
失敗例では、多くが人工装具の設計上の欠陥よりも手術ミスによるものであることが、新しい研究によって明らかにされた。
高齢者や若齢で手術を受ける患者、新しく改善された技術やテクニックなどの要因により、人工股関節置換術の頻度は著しく増加している。
今回の研究で、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)整形外科・保健政策准教授のKevin Bozic博士らは、人工股関節置換術失敗の主要な原因を評価するため、2005年10月~2006年12月に実施された、最初の人工股関節置換術が失敗後に施行した再手術すべてに関するデータを含む全国的な病院調査の結果を分析。
調査の結果、5万1,000件以上の再手術が行われ、最も一般的なものは「人工股関節全置換術(THA)」であった。失敗の原因はインプラントの不安定性または脱臼が最も多く約23%を占め、次いでインプラントの「機械的な緩み」が約20%、感染が15%であった。
研究結果は、医学誌「The Journal of Bone and Joint Surgery(骨・関節手術)」1月号に掲載された。
Bozic氏は「今回の研究はこれまでにない大規模な全国的なデータベースから失敗の原因に関する情報を得たもの。
患者は、埋め込むインプラントではなく手術を行う医師に注意を払うべきである」と述べている。
もっと大切な事は、足の機能を改善して、膝や股関節を壊さないようなボディーバランスを身につける事であるとのコメントが沢山寄せられている。
北欧では、股関節の手術をする前に足の調整を行い、股関節への負担を軽減して手術をしなくて良い状況が作れるかどうかの試みを行っているところが増えています。