なんとも言いようのない腹立たしさ・・・本当にそうなの、それでいいのと言いたい
台風接近中の雨の中相談に来られた
踵周辺が痛くて足の専門整形外科に行ったところ、「踵骨棘」と診断された
特に治療はなく、湿布薬と痛み止めが処方されたが、せっかくだから電気掛けてゆくかといわれ電気治療を受けた
効果的な治療ではないが、安静にしていて時々、電気を掛けに来ると良いと言われて不安になり、足の専門治療院というところに行ってみた
『踵骨棘は骨盤のゆがみで足の動きが狂い踵に骨棘ができるので骨盤を治しましょう』と言われて通っているが、あまり良くならない
それにしても骨盤のゆがみがどのようにして踵に骨棘を作るのかわからず、また病院では誰も骨盤の話をしなかったし、電気も腰には当てていない
そう考えてみるとどうも不安になり相談に来ましたと言われる
我が方としてはとんでもない話だと思うが、足を扱う方は様々でそれぞれ異なった見方をされるようなので正否が判断できない
言ってみれば「信仰のようなもの」のようで信じればそれはそれで仕方ない
だけどバイオメカニックスの観点から骨盤が踵を制御するあるいはコントロールするということはあり得ないので正しいとは思えない
そこで実際に痛みのあるところ、痛みの状態をチェックしてその時の足の動きを確認した
足の真ん中奥にある筋肉とくるぶしから膝の裏につながる筋肉の緊張を緩めると踵の痛みは軽くなった
サンプルの距骨安定機能付きのサンプルソールを実際に使って歩いてもらったところ踵の痛みが軽くなっていて驚かれた
「先ほど骨盤や腰には触れていませんよねぇ・・・・足だけでしたよね・・・・でも変わるんですね・・・・」
と、驚かれていたが足のバランスが整うと歩き易くなり踵周辺への偏った負荷が軽くなる
いろいろな考え方はあるとしても足の痛みはまず足のバランス整えてみて、どのような治療を受けるかの選択を行えばよいのではないだろうか
それにしても、踵骨棘が骨盤のゆがみから、どのように生まれるのだろうか?